原産国

アルハンゲリスク・ロシア連邦|猫の原産国

こんにちは。

猫の種類としてはとても有名なロシアンブルー。

その名の通りロシアの出身な彼らですが、世界で1番広い面積を持つロシアの中でも、アルハンゲルという港町で生活していた種だという事がわかっています。

港で暮らしながら人間と寄り添うようになり、種として確立され、ついには人気の猫種としてトップクラスにまでなりました。

そんなロシアンブルーについての詳細はこちらの記事をご覧ください。

ロシアンブルーの飼い方・性格・お値段など一挙紹介 大きさ 2kg~5kg 性格 ツンデレ 病気 少ない ねこレベル 毛並みのお手入れが大...

ここではロシアンブルーの故郷であるアルハンゲリスクという街についてご紹介いたします。

1.アルハンゲリスクとは

1.1 一般事情

まず場所はこのあたりになります。

ロシアの西側ですね。

首都モスクワがもっと南の方、この地図ではお隣ベラルーシに近いような印象を受ける場所にあるのですが、同じロシアの国内だからと言って決して近くはありません。

目分で見た感じ直線距離で本州と同じくらいの距離がありますよ。

いかにロシアが広いのかがわかりますね。

本州と同じくらいの距離があるので気温もそれなりに違いがあるようです。

年などによって違いはありますが、首都モスクワでは冬の間でも最高気温は大体0℃くらいです。

しかしアルハンゲリスクはマイナス5℃とか7℃とかが日常的にあるようです。

水も土も氷る土地…アニメやゲームには出てきそうです。秘宝とかあったりして。

でも現実では厳しいようです。

全てが凍るのでヒーター類は必須ですし、食品等の保管には気を使わなければなりません。雪や氷で交通はスムーズにはいかないでしょう。そして港町なのに海が凍ります。

出入りするには氷を砕きながら移動できる砕氷船で。または空港がありますので移動だけなら空からも可能ですが、元航空関係者の私から言わせていただきますと、路面凍結や吹雪による遅延や欠航は日常茶飯事だと思われます。

この地に住む約35万人の人々はそういった制限を受け入れながら貿易業や製材業、食品加工、北極探査などをしながら暮らしています。

1.2 原子力実験の爆発事故

過去にはロシア最大の貿易港であったアルハンゲリスクですが、軍事的にも大きな意味のある場所で、数々の軍事施設がありました。

その中には原子力に関する実験を行う場所もあったのです。

2019年夏、その実験施設が爆発事故を起こしました。

実験場は沖合にあったので、作業に当たっていた数名が海に投げ出され、また5名の犠牲者が出たとされています。

一帯の放射線レベルが一時的に急上昇し、街の住民にはきのこ雲なども見えたという証言もあったそうです。

ロシア政府や地元行政は、当初この事故を”液体燃料エンジンの爆発事故”として発表しましたが、上記の理由から真相は原子力の爆発事故だったという事が明らかになりました。

現在は事故の影響が残っているところはなく、放射線量も通常レベルとなっているそうです。

EGASMOというロシアの放射線量モニタリングシステムでもそちらを確認することができますので、興味がある方も安心して旅行に行けますね。

1.3 刺繍

アルハンゲリスクには古くからの伝統である伝統刺繍が有名です。

画像をお見せできず申し訳ないのですが、検索するとたくさん出てきますのでぜひチェックしてみてください。

私は刺繍に詳しくはないのですが、かなり細かくてカラフルで、ハンカチやテーブルマットなどにあしらわれているようですが、可愛すぎて使えなさそう、という印象を受けるほどでした。

ロシアなどヨーロッパの中でも寒い地域では刺繍や編み物、家具類のインテリアブランドなど、室内で楽しめる文化が盛んな印象があります。

もしかして、あまりに寒いのでみんな外に出るのがおっくうで、インドアな文化が醸成されたいったのかなって思っていますが、日本にあるロシアやヨーロッパ雑貨を取り扱っているお店でもアルハンゲリスク刺繍を取り扱っているところは多いようです。

お見掛けしたらのぞいてみるのもいいですね。

2.歴史

この地域、その昔は面する白海で活動するヴァイキングたちが暮らしていました。

ロシアの初代皇帝が港としての有用性に気付き街を建設。冬には凍ってしまうとはいえ、北極海を介して行うイギリスやオランダ等外交や貿易の拠点として、また重要な軍事拠点としても発展し、ロシアで1番の港町となりました。

しかし外交貿易がより重要な時代となり、アルハンゲリスクよりずっと南に位置するサンクトペテルブルグへとその役割は移っていきました。

サンクトペテルブルグはロシアの旧首都。フィンランドやエストニアが近く、アルハンゲリスクとは違い北極を介さなくてもヨーロッパ各国とつながるという地理的にも優位な場所にありました。

相変わらず冬には凍ってしまうようですが、気温がアルハンゲリスクほど低くはないので期間が短ったり、氷が薄いなどの優位点はありそうですね。

そうしてアルハンゲリスクは徐々に衰退していきますが、やがてモスクワ鉄道によって他のエリアとつながるようになったり、空港ができたりと、他の地域とつながることで貿易の拠点として再度重要性を増すこととなっていきます。

その後戦争の中で他国に占領されたり、軍事拠点として強化されたりと歴史を刻んでいきます。

一時は軍事施設として強化されすぎて一般人は立ち入り禁止になったこともあったようです。

そんな閉鎖的なイメージがあるせいか、このアルハンゲリスクを舞台にしたサスペンス小説が書かれています。

スターリンが残した秘密文書…だそうです。ドキドキしますね。

現在新刷はされておらずすべて中古本の取り扱いとなるようです。

Amazonでも¥1とかですので、気になる方はお早めにどうぞ。

一時立ち入り禁止に、とご紹介しましたが現在は問題なく訪問できますし、観光客だってたくさんいます。

放射線レベルも基準値という事ですので、きっとちょっと寒い、ロシアの普通の街、って感じなんじゃないでしょうか。

3.日本との関係

アルハンゲリスクと日本との関係はほとんどありません。

共通点を探して面積など調べてみましたが、約300㎢と、日本で同じくらいの大きさを持つ都市は北海道恵庭市とかです。

どこだろう…って思う方もいるかもしれません。

正直私もあやふやで、千歳空港から札幌市に向かう高速道路に、恵庭インターがあったような…気が…

すみません、ちょっとあやふやすぎるのでちゃんと調べました。

ここです。

うーん、地元の人でなければイメージはつきづらいかも。

しかし!2012年の記録ですが、彼の地でアニメフェスが開催されていました。もちろん、日本のアニメや漫画です。

今までいくつかの国や地域を紹介してきましたが、ほとんどの国で日本のアニメフェスは開催されています。

このアルハンゲリスクでも。

別に日本が良くて開催しているわけではないでしょう。

あくまで若い子たちが一時の趣味としてアニメや漫画を楽しんでいるに過ぎない話だと思います。

でも、きっかけというものはどこに潜んでいるかわかりません。

この件で日本を知り、興味を持つ子が現れて、日本に好意的な印象を持ってくれたら、近い将来このアルハンゲリスクから始まる新しい日露の関係が生まれるかもしれません。

そんな将来性を感じさせてくれるイベントなのだと私は思います。

4.観光

一時は軍事施設の街として立ち入ることができなかったアルハンゲリスクですが、今は普通に観光で訪れることができます。

当時の軍事施設が観光名所にもなっているようなので、行ってみたら意外と面白いかもしれませんね。

ただし冬は港が凍るほどの極寒の地となりますのでできれば夏場に行くのをおススメします。

夏でも20℃を下回る気候なので、避暑としてはバッチリですよ。

というわけで、夏休み時期の8発3日から8日にかけて約1週間、夏の旅行として行ってみるという設定でじゃらんnetを覗いてみました。

他のサイトとの比較をしたかったのですが、アルハンゲリスク自体がちょっとマイナーな旅行先なので取り扱いのある旅行会社が少ないようです。

という事で、比較はできませんが調べてみた日程がこちら。

まずお値段は167,152円

ヨーロッパに1週間旅行しようとすると200,000円を超えることも珍しくないのでお安いのではないでしょうか。

もちろんホテルやお部屋のアップグレードを行えば高くはなるのですが、パッと見、そんなに大きな金額の幅はありませんでしたので全体的にリーズナブルなのかもしれません。

悪い言い方をすると、マイナーな都市なのでグレードの高いホテルがないだけ。

でもほとんどのホテルは評価が3/5以上、そして無料Wi-Fi、駐車場、朝食がついていたので、結構な穴場なのかもしれません。

あと、ご想像の通りかもしれませんが直行便はありません。

モスクワを経由するロシア系航空会社のみになります。

マイナーな場所なので観光地は少なく、1週間過ごすにはちょっと時間が多いかもしれません。

期間を短くすればその分お安くなりますが、他の国にも行ってみる、というのもいいかもしれませんね。

個人的には猫の出身国つながりという事でノルウェーをおすすめします。

アルハンゲリスクの空港は国内線のみで、どこに行こうにも必ず別の空港、主にモスクワかサンクトペテルブルグを経由することになりますのでそちらはご了承ください。

また、ノルウェーと、ノルウェー出身のノルウェージャンフォレストキャットについてはこちらの記事からどうぞ。

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5.まとめ

寒いところがキライなはずの猫が暮らしていた街、アルハンゲリスク。

ロシアの歴史にとって重要な街でした。

アルハンゲリスク
  • その昔、ロシアンブルーが暮らしていた港町
  • 昔から白海に面するロシアの重要な貿易拠点
  • 現在も軍事拠点として重要
  • 冬は海も凍る寒さ
  • おとなひとり1週間の旅費は約16万円
  • 空港は国内線のみなので訪問には必ず乗り継ぎが必要

マイナーだけど特徴のある街でした。

その他、ご紹介している猫の出身地についてはこちらからどうぞ。

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どんぐり
猫が飼いたいアラサー独身女性。 今は動物が飼えない状況だが、いつの日か猫をお迎えする時のために勉強中。