飼育情報

猫用ブラシの選び方

こんにちは。

愛猫とのコミュニケーション、どうしてますか?

話しかけたりナデナデしたり、おやつをあげたりおもちゃを振ったりしますよね。

冬は同じ布団に入ったりする方もいるそうですね。大変うらやましい。

そして実は、ブラッシングも立派なコミュニケーションになるのです。

今回はブラッシングと、選ぶべきブラシについてご紹介します。

1.ブラッシングとは

1.1 目的

1.1.1 体を清潔に保つ

人間でも同じですが、頭髪でも体毛でも、一度体から離れた毛は取り去ってしまわないと不潔です。

いつまでもその場所にあり続けると、余計なばい菌がわいて虫のエサとなったりします。毛は土に還ったり消化されたりしないので、取り払わなければ半永久的にその場所にあり続けます。

もう不要となった細胞なので、きちんとゴミ箱に入れてお役御免とさせてあげたほうがいいですね。

人間は櫛で髪を梳いたりしますが、猫は自分の体を舐めて同じ目的を果たしています。

こうして体をきれいに保ち、病気になるのを防いでいます。

しかし、舐めた毛を飲み込むこともあります。

毛は消化されないので本来はそのまま体を巡って排泄されていくのですが、量が多かったり長かったりするとヘアボールとなって、毛球症という病気を引き起こします。

状態が悪いと開腹手術が必要になってきますので、これを防ぐためにもブラッシングは重要です

詳しくはこちらの記事からどうぞ。

ヘアボール(毛球症)|猫の内臓の病気すべての猫に発生し得る病気ですが、特に長毛種や毛量の多い子は気をつけましょう...

1.1.2 ビタミンDの摂取

猫はひなたぼっこが好きなイメージってありますよね。

あれ、実はとても重要な意味を持っていて、日に当たっていると猫の体にはビタミンDが発生するんです。

ビタミンDは骨や歯を丈夫にしたり、神経や筋肉の動きを正常に行ったりする、人間にとっても重要な栄養素の一つなのですが、猫はこのビタミンDを自身の体内で作り出すことができません。

ビタミンDは魚やキノコに多く含まれているのですが、基本的に肉食である猫には摂取しづらかったのでしょうか。

なんと、自身の体の、外側に作り出すというとんでもないスキルを身に着けたのです。

それを舐めとって摂取しているわけですから、ひなたぼっこと毛づくろいは猫にとって丈夫で健康に生きるためには必須の行動なんですね。

1.1.3 安心感

猫って結構甘えん坊なんですよね。

よく、撫でられながら、前足をぐっぱふみふみしている映像がSNSなどに流れたりしますよね。

あれ、子猫時代にお母さんのミルクを飲んでいた時に取っていた行動なんだそうです。

ミルクを飲みながらお母さんのおっぱいをふみふみすると、刺激されてミルクの出が良くなるのだとか。

仔猫たちはそれを本能的に知っていて、温かいお母さんの懐で、たくさん飲んで早く大きくなるために、ふみふみ、ふみふみ、ふみふみと…そう、おとなになってもまだふみふみするのは、お母さんの心地よさを思い出してしまうからなんです。

お母さんはミルクのほかに毛づくろいもしてくれました。

それはビタミンDが目的なのではなく、体をきれいにして病気にならないようにしようとする母の愛。

ブラッシングをされるとその愛を思い出して幸せな気持ちになれるのです。

1.2 メリット

メリットはもちろん、上記3つの清潔・栄養・安心感が得られること。

そして、それらを与えてくれるのがあなただと認識することで、あなたに対する信頼感が増し、良い関係を築けるのです。

仔猫の頃から続けることでより強固な関係になりそうですね。

1.3 デメリット

デメリットは2つ。

ブラッシングを嫌う子には逆効果であることとやりすぎはダメというところです。

ブラッシングを嫌う子というのは意外といます。もちろん自分では行っているので前述の目的は果たせているのですが、他人(猫)にやられるのはイヤ。という性格なのです。

そういった子には無理をするとストレスとなってあなたに近寄るのを嫌がってしまうかもしれません。

とはいえ換毛期などはどうしてもやらざるを得ない時もあります。ワザを磨いて素早く済ませるか、トリマーさんにお任せしてしまうなどの対策が必要になりそうです。

それからやりすぎてもダメですね。

ブラシの種類にもよりますが、あまりブラシをかけすぎると抜かなくていい毛まで抜いてしまい、ハゲます。

痛みを伴ったり、なんか嫌な感じがする、とか思われたら嫌われる元になってしまいます。

何事も、ほどほどが一番。

適切なブラシで適度にブラッシングしてあげましょう。

2.ブラシの選び方

2.1 短毛種・シングルコート

シャムコラットなどに見られる、短毛で被毛の長さが1種類の猫たちは、あまりお手入れが大変ではない子が多いです

賢かったり、コミュニケーション好きだったりもするのであまり苦労しないかもしれませんね。

そんな猫たちにはラバータイプのブラシをおすすめします。

これはさらにグローブ型になったもの。

ラバータイプのブラシは、既に抜けた毛を取り除くのに有効で猫に負担をかけません。

しかもグローブタイプなら撫でるように使えますので、ブラッシングというよりは、撫でることでコミュニケーションに重点を置いた アイテムになります。

抜けた毛も取りやすいので簡単に進めてくことが出います。

2.2 長毛種・シングルコート

今度はターキッシュアンゴラソマリなどが持つ、毛の長いシングルコートです。

ちなみにシングル、ダブルのコートについて簡単ではありますが別記事がありますので、よろしければこちらもどうぞ。

猫の分類≫シングルコートとダブルコートこんにちは。 猫ってもふもふでかわいいですよね。もふもふという特徴があるからこそ、スフィンクスのような無毛な猫もそれがあえての特徴...

絡まりやすさは毛質が関係していますが、シンプルなシングルコートでも、長さが増すとその分絡まる可能性が出てきます。

その際にはスリッカーブラシがおすすめです。

ブラシ部分がワイヤー状になっているタイプですね。

このタイプだと絡まった毛を負担少なくほどくことができます。髪を梳くのと同じように、毛先から引っかかりを取りながら梳かしてあげてください。

また、ほとんど絡まりがなく、毛並みを整える程度であればコームタイプが良いです。

ノミが取れるタイプのものもありますね。仕上げとして毛の流れを整える程度で大丈夫です。

2.3 巻き毛の猫

デボンレックスコーニッシュレックスなどのカールした毛質の猫にはピンタイプのブラシを使いましょう。

ブラシの1本1本の毛先に丸いボールのようなものがついているやつですね。

巻き毛の毛質は過剰にブラッシングするとせっかくのかわいいカールが取れてしまいますが、ピンタイプはカールを弱めない特徴を持っていますので最適です。

それでもやりすぎはよくありませんので、抜けたまま周りの毛に引っかかっているだけの毛を落とす程度にしておきましょう。

2.4 ダブルコートの猫

ダブルコートを持っている猫は、ロシアンブルーアビシニアンペルシャメインクーンなど多くの猫がいますが、たくさん取れると有名なファーミネーターがおすすめです。

愛猫の体の大きさや毛の長さなどによって様々なタイプが販売されています。犬用などもありますので、お買い求めの際は間違えないようご注意ください。

このファーミネーター、アンダーコートをブラッシングするのに適していて、ダブルコートを持つ子にはもってこいです。

ただ、抜けすぎてしまう、という面もありやりすぎは良くないようです。

痛みがある子や肌荒れを起こすケースなどもありますので、 そういった場合は使用は避け、先ほどのスリッカーブラシにしたり、換毛期はトリマーさんにお願いするなどの方法に切り替えましょう。

2.5 毛玉ができたら

毛の長い子に多いのですが、短くても毛玉が発生することはあります。

そんなことはさきほどもご紹介したスリッカーブラシです。

たくさん種類があるので、別のものをご紹介しますね。

こちらはブラシの先にボールがついていて皮膚を傷つけにくくなっています。抜けた毛がワンプッシュで取れるところは一緒ですね。

絡まった毛を梳きほぐすのと同じように、毛先から少しづつ、痛みを与えないようにしながら梳かしてあげてください。

あまりにひどく手に負えないと感じたら、トリマーさんにお願いして一度きれいにカットしてもらいましょう。

その後、ケアをしっかりしてなるべくスムーズな毛並みを保てるよう心掛けてあげてください。

2.6 換毛期

猫は毛の生え変わりをする生き物で、3月から11月頃は夏毛、11月から3月頃は冬毛が生えています。

時期が重なる3月11月が、生え変わるタイミング、つまり換毛期となります。

ただし昨今はエアコンの使用などにより、タイミングにズレがあったりほとんど生え変わらない子などもいるようです。

様子を見ながらやりすぎないようにしてあげてください。

換毛期には先ほどのファーミネータがおすすめです。

先ほどご紹介したのが中・大型猫の長毛種用ですが、こちらは小型の短毛種用。色分けされているのでわかりやすいですね。

多くの方はブラシをあきらめてシャンプーしてしまうそうです。確かにその方が効率がよさそうですよね。

ちなみにこちらがAmazonで一番人気のペット用シャンプー。

肌が敏感な子や肌荒れしている子などでも使えるようです。

シャンプーを選ぶときは低刺激・無香料のものを選び、人間用のものを使うのは避けてください。シャンプーの強さなどが違い、肌荒れを起こしてしまいます。

またどうしても嫌がってシャンプーできなかったり、大変毛量の多い子で手に負えない、などといった場合はトリマーさんにお願いしてしまいましょう。

お金がかかるかもしれませんが、換毛期は年に2回だけ。

例え1回1万円だったとしても、年2回で2万円。

ある人気のキャットフードを1年与えるのに計算したら年間31,618円の計算になりましたので、フード代よりも安く済むのです。

特に長毛種の場合は被毛のお手入れをきちんとしないと健康にも影響を及ぼしますので、愛猫のためにベストになることを選んであげてください。

2.7 ツヤを出したい時

ハバナブラウンシャムなど、元々の毛質でツヤのある被毛を持つ猫もいます。

そういった毛質の子には、動物毛のブラシを使ってみてください

このようなタイプですね。どんな作用なのかよくわかりませんが、猫も動物なので動物毛のブラシとは相性が良く、滑らかになりやすいのだそうです。

人間用のブラシでも似たような謳い文句で売られているものがありますよね。多分、同じことなんだと思います。

また、セーム革で拭いてあげるのもツヤが出ます。

ツヤが出る毛質ではない子でも、セーム革は吸水性が非常に高いのでシャンプー後の水気のふき取りや汚れを落とす時などにも使えます。

実はふだんの暮らしの中でも、水のふき取りや洗車などにも使えますので便利品として持っていてもいいかもしれませんね。

3.そのほか

3.1 スフィンクス

映画E.Tのモデルにもなったと言われている無毛の猫、スフィンクス。

インパクトのある見た目とは裏腹にとっても甘えん坊で多頭飼いの場合誰があなたの懐に入って撫でてもらうかを争っていたりします。

そんなかわいいスフィンクスですが、毛がないのでブラッシングというものは必要ありません。

むやみにブラシを当ててしまうと肌が傷ついてしまうのでやめましょう。

しかしその露出した肌を守るために、皮脂の分泌が多くなっています。

多すぎる皮脂は、これまた脂漏性皮膚炎などの別の病気につながってしまいますので蒸しタオルなどで優しく拭いてあげましょう。

スフィンクスについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

スフィンクスの飼い方・性格・お値段など一挙紹介毛のないユニークな見た目が有名な猫ですが、実際はどんな性格なのでしょうか。 被毛のうすい猫ですので、むやみに外に出してはいけませんよ。...

3.2 トリミングナイフ

こちらはプロのトリマーさんが使う道具なので、そういった専門知識やスキルがない方は手を出さないほうがいいかもしれません。

あのファーミネーターよりもさらにごっそり毛を取ることができ、アンダーコートをしっかり取り去ることができますが、コツや経験が必要なようです。

使い方についてはいろんな方が動画で紹介されていますが、こうやって説明が必要なほど難しいと捉えることもできますね。

通販サイトなどでも取り扱いがあるようです。

しかし、なかなかのお値段。こちらは細目ですが、粗目や中目などそろえなければならないのですから、やはりプロの道具というのはお値段もそれなりにしますね。

ナイフの名の通り、梳くような感じで被毛を軽くしていくものです。取り扱いが悪いと愛猫にケガをさせてしまうかもしれませんので、むやみに使わないほうがいいかもしれませんね。

3.3 ネコじゃすり

ご存じでしょうか?猫じゃすり。一時期SNSなどでも話題になったのですが、画像だけではよくわかりませんね。

表面がざらざらしていて猫の舌を再現しています。

これにより、グルーミングされているような気持ちよさを味わうことができるそうなのです。

ブラシによる毛繕いというよりは、愛情表現のグルーミングが目的になりますね。

一時期は人気により品薄だったようですが、今はそんなことないようです。

ぜひ一度お試しください。

3.4 設置型セルフブラシ

いろいろ探していたらこんなものもありましたのでご紹介しておきます。

ブラシがアーチ状になっていて、猫が自らブラシを当てることができるというわけですね。

痒い所に手が届く間隔で、いいところに当たれば気持ちいいかもしれませんが、お腹側などは構造的にできなさそうです。

おもちゃ感覚で設置してもいいかもしれませんが、それとは別に、本来の目的を達成するためのブラッシングは必要になりそうです。

 

 

あなたの愛猫に合いそうなブラシはありましたか?たとえ被毛に対してベストなブラシを選んでも、気ままな猫のお気に召さない可能性もあります。

いろいろ試して、気に入ってくれるものを探してみましょう。

また、あなた自身が使いやすいとか取れた毛を掃除しやすいというのも大切です。実際にブラッシングを行うのはあなたですから、あなたが使いにくければ続きません。

続かなければ本末転倒。病気や猫アレルギーなどにもつながりますので、そういった観点も含めて、数あるブラシの中から最適なものを選んであげてください。

ABOUT ME
どんぐり
猫が飼いたいアラサー独身女性。 今は動物が飼えない状況だが、いつの日か猫をお迎えする時のために勉強中。